教訓
こんにちは、増本です。
今月14日に熊本地震から8年が経過しました。画像は発生後ブルーインパルスによる熊本上空飛行のときのものです。
今年は年頭から地震が多く発生しており、最近では四国や台湾でも大きな地震が起こりました。以前の記事でも地震についてはすこし触れましたが、今回は私の被災経験を改めて書くことにします。
熊本地震(前震)のとき。当時私は地元熊本におりました。夜9時半ごろ私は横になっていたのですが、突然の揺れに驚き飛び起きました。近隣の住民も玄関から出てきて、大丈夫ですかとお互いに声を掛け合いました。それからは続く余震と鳴り止まない警報…段々と神経がすり減らされてゆきました。その後本震が発生したことにより、本格的に眠れなくなりました。少しウトウトしたと思ったら、余震。独特の突き上げるような音は当時とても悩まされ、今でも大きな音がすると反応してしまうことがあります。それから困ったことに、揺れてもいないのに常に揺れている感覚にも悩まされました。ライフラインが十分に使えない状況もあり、とにかく当時は精神的にかなり追い詰められました。ただ私は家がまだ住める状態だったのが、不幸中の幸いでした。当時避難所で生活された方も多く、家が倒壊して帰る場所がなくなったという知り合いもいました。
熊本地震を通して感じたことは、やはり日頃からの備えが大切なのだということです。備蓄は従来3日分あれば十分と言われてきましたが、今後起こるとされている南海トラフ地震では、1週間以上の備蓄が望ましいとの指摘もあると言われています。また私は一時的に住まいから離れる際、避難経路を把握しておらず戸惑いましたので、慌てることのないよう普段からどの経路でどこに集合するか、よく話し合っておくことも大切です。
「備えあれば憂いなし」。自分の経験を教訓に今後も万一への備えをしっかりしてゆこうと思います。