温故知新の繰り返し
こんにちは、増本です。
弊社にて管理している建物の屋上に、ある携帯キャリア様のアンテナが建てられていたのですが、昨年末撤去されました。弊社としては残念なお話ではありますが、理由としては維持費高騰に加え、今は5Gといった高速・大容量のデータ授受が多くなっており、アンテナの数が多いとかえって干渉の原因になるためだそうです。もちろん場所やその地域の受信態様にもよりますが、全国的にもアンテナの数が減少しつつあると聞き、技術革新を肌で感じた瞬間でした。
また先日ソニーが、2025年2月をもってブルーレイディスクやMD（ミニディスク）記録媒体の生産終了を発表しました。近年の動画配信サービスの普及や新しい大容量記録媒体の増加などを背景に、ブルーレイディスクなどの需要が減少したためだそうです。
私は日々新たな技術が生まれていく一方で、古い認識や方法に固執していると淘汰されてしまうことを実感しました。また自分自身の管理に対する認識はどうだろうかと考えさせられました。建物管理に置き換えてみると、デジタル技術やAIを活用した新しい管理方法が進んでいるそうです。これからはますます効率化の時代。例えばビルのエネルギー管理をAIが自動で行うシステムや、IoT技術によって設備の故障を事前に予測するシステムなどが導入されつつあり、今後の管理業務に変革をもたらすと言われています。あくまでこれは一例ですが、こうした新技術も業務の中に取り入れつつも、従来の手法を活かすべき場面では活かすというやり方が大切なのだと思いました。
一つの方法に固執していても結果は変わりません。新しい技術やノウハウをしっかりと身につけ、お客様に発信する──温故知新の繰り返しが重要だと強く感じました。
