映画鑑賞

こんにちは、増本です。
先週、2本の映画を観てきました。
1本目は「鬼滅の刃」。5年前に上映された「無限列車編」は興行収入400億円を超え、日本映画史上最高となる記録を打ち立てました。今回観たのは「無限城編」第一章。こちらもすでに興行収入170億円を突破し(8月4日現在)、200億円超えが目前とされています。正直なところ、5年前の私はタイトルを聞いたことがある程度で、「何かのブームなのだろう」と軽く捉えていました。ところが友人に勧められてTVシリーズを観てみたところ、すっかり引き込まれ、第一話から一気にシリーズを追いかけてしまいました。話題になるのは記録や経済効果の面が多いですが、この作品の魅力はそれだけではありません。美しく繊細な作画、迫力のある音響、そして何より心を揺さぶるストーリー。第二章の公開が、今から待ち遠しいです。
2本目は「この世界の片隅に」。太平洋戦争中の広島・呉を舞台に、当時の人々の暮らしを丁寧に描いた作品です。終戦から80年となる今年、今月15日までの期間限定でリバイバル上映されています。ずっと気になっていたものの観る機会がなかったのですが、この機会を逃したくないと思い、劇場に足を運びました。作品を観るまでは、戦時中というと「つらい」「苦しい」といった印象がどうしても先行していました。でも、それは当時を知らない私たちが持っている、ある意味で一面的なイメージだったのかもしれません。「戦争の中に生活があったのではなく、人々の生活の中に戦争が入り込んできた」──そんな感覚を突きつけられ、自分の価値観を問い直されるような時間でした。エンドロールが流れた後も、しばらく座席から立ち上がることができませんでした。
さて、もうすぐ弊社もお盆休みに入ります。
お休みの間は家族との時間を大切にしながら、また新たな作品との出会いを楽しみたいと思います。