ヤマザクラ
桜の季節になりました。
残念ながら今年もお花見を楽しむことは難しそうですね。
散歩がてら愛宕山など近所の桜がきれいな場所をふらっと訪れてみようかと思っています。
ところで、桜というと「ソメイヨシノ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
日本では桜全体の約8割はソメイヨシノといわれているそうですが、実は、野生種や園芸品種を合わせると約600品種が存在するのだそうです。
ソメイヨシノは江戸時代末期、東京・染井村(豊島区)の植木職人が、オオシマザクラとエドヒガンを交配し「吉野桜」としましたが、
奈良の吉野山の桜と混同することから「染井吉野」と名づけられたとのこと。
明治になってソメイヨシノが普及するまでは、サクラといえば山桜を指し、古い時代から日本を代表する桜となっています。
山桜の名所としては、吉野の山桜、これを移植した京都の嵐山です。吉野は豊臣秀吉が数千人規模で花見を行ったことでも有名ですね。
山桜といえば個人的に思い出が。
昔、中学時代の先生が自分のあだ名が「山桜」で喜んでいたという話をしてくれました。
しかし、実は山桜はソメイヨシノと違って、先に「葉」がでるのだそうです。
その先生は出っ歯だったので「山桜」という素敵な?あだ名がついたそうなのですが、気づいたときはとてもがっかりしたとのこと。
桜の季節がくるたびに、ふと思い出し笑いをしてしまいます。