ニュースレター12月号より
最近、「キャッシュレス」という言葉が飛び交っていますが、
「印鑑レス」などという言葉を耳にするようになりました。
各種手続きの書類などで、必ずといっていいほど必要とされる印鑑。
その手続きから押印を省くことが官民で広がってきています。
福岡市でも、10月までに全申請書類の約55%を押印不要とし、来年度には全体の7割に広げるとのこと。
約4,200ある申請書のうち、約2,300種類で押印義務が廃止されています。申請書の数にも驚きですが。
もともと行政以上に民間での「印鑑レス」の動きは広まっています。
以前より、保険業界では大半の契約が可能となっていますね。銀行もネット銀行だけではなく、
昨年あたりからメガバンクでも「印鑑レス」での口座開設が可能になってきています。
印鑑持参の必要がなければ、盗難・紛失のリスクもないですね。
19年中の国会審議を目標にしていた会社登記の印鑑レス化に関する法案は、通常国会での提出が
見送られてはいますが、はんこ文化があるのは日本・台湾・韓国のみ。
世界的にペーパーレス、電子化が進むなか、遠くない将来日本でも電子化が進んでいくのでしょうか。