豆知識
先日、当社管理物件の入居者様より、
「朝見るとサッシのガラスが割れてしまっていました」との連絡を受けました。
なにもぶつけたりしていないのに、サッシガラスにひびが入っている。
いわゆる「熱割れ」です。
窓ガラスのうち日射が直接当たる部分は、吸熱して高温となり膨張します。
一方、ガラスの周辺部はサッシに埋め込まれているため日射を受けず、
またサッシや躯体くたいへの放熱もあり、低温のままになり膨張しません。
このため、熱膨張した高温の中央部分と、周辺の低温部分が発生し、
この温度差が原因で、ガラスの許容強度を超える力が加わるとガラスが破壊します。
この現象を一般に熱割れと呼んでいます。
フィルムを貼ったり、周辺に物を置かないようにして
熱がこもりが起こらない状況にすることなどが対策となるようですが、
完全に防ぐことは難しいようです。
ん~、なんともなやましいですね。