インスペクション
今年の4月の宅建業法改定により、宅建業者の重要事項説明の中で
媒介契約締結時に建物状況調査に関して
「斡旋(あっせん)の可否を明示」「その実施の有無を重要事項説明に追加」「売買契約時に建物の状況を当事者の双方が確認した事項を記載した書面交付」等が追加されました。
これは中古住宅に対して買手の不安を軽減し、中古住宅をもっと普及させようという国の政策からだそう。
物件の状況をプロ(1級建築士)に診断してもらうことで購入前に物件の状態を確認できます。
通常であれば5万~6万必要なのですが現在であれば17,000円で実施可能です。(福岡県と宅建協会から補助が出ます)
戸建物件は特にその恩恵を受けることができます。
構造部分(梁等)の状況、雨漏り、シロアリ、配管等の重要な部分を始め、傾きや外壁の状態等の状態がわかります。
もし何らかの不具合が発見された場合は補修を求めたり、値引き交渉もできるでしょう。売主さんからすると不利な状況にも見えますが、
逆に大丈夫な場合は堂々と販売できるのでメリットも大きいと思います。
まだ始まったばかりの制度なので普及率は低いですが、これからはインスペクションが当たり前の世界になってくるとおもいます。
新しく建てるのもいいですが、古き良き住宅を大事に使うのも日本人らしくていいのかなと思っております。