15年ぶりの東京

こんにちは。鬼塚です。先日、久しぶりに東京を訪れる機会がありました。東京に住んでいたのはもう15年前。当時の思い出がたくさん詰まった場所に足を運びながら、懐かしさと新鮮さが入り混じる感覚でした。
中でも印象的だったのが中目黒。昔、バイトや遊びでよく通っていたエリアです。あの頃はどこか雑多でローカルな雰囲気がありましたが、今回は高架下を中心に再開発が進み、とても洗練されたおしゃれな空間に生まれ変わっていました。カフェやセレクトショップが立ち並び、まるで別の街のよう。
それでも、昔から通っていた居酒屋や、かつてのバイト先が今も変わらず営業していたのを見つけた時は、なんとも言えない嬉しさがこみ上げてきました。変わっていくもの、変わらないもの。どちらも東京の魅力なのかもしれません。
そして今回、最も強く感じたのは「東京は以前に増してインバウンド都市になった」ということです。築地や豊洲のにぎわいはもちろん、銀座に至っては日本人よりも外国人観光客の方が多いのでは?と思うほど。百貨店の催しは明らかに外国人向けの企画で、その導線にあるショップも、品揃えからディスプレイまで、ターゲットを完全に海外の方に定めているようでした。
東京なのに、東京じゃないような——そんな不思議な感覚を覚えました。良い意味でも、そうでない意味でも。それだけ外国人観光客が落とすお金のインパクトが大きくなっているということなのでしょう。インバウンド需要の強さを肌で実感しました。
余談ですが、今回泊まったホテルでルームサービスを頼んだところ、持ってきてくれたのはまさかのロボット!驚きと同時に、人手不足対策としてAIや自動化技術が本格的に活用されている現実を目の当たりにしました。便利さの裏で、人の仕事が少しずつ奪われていくのでは?という一抹の不安も感じつつ、文明の進化を改めて実感しました。
15年ぶりの東京は、たくさんの「変化」と「継続」が入り混じる、刺激的な旅でした。
※写真はアートアクアリウム美術館GINZAに行ったときのものです。

