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日本人と行列

こんにちは。鬼塚です。
日本では、行列に対してあまり抵抗のない人が多いように感じます。
「行列が好き」というよりは、「並ぶことがそれほど苦にならない」という感覚の方がしっくりくるかもしれません。むしろ行列があることで、かえって安心感や期待感を覚える人もいるのではないでしょうか。

特にそれが「期間限定」や「初登場」「初上陸」といった特別なものであれば、自然と人は引き寄せられてしまいます。

先日朝10時のオープンと同時に、ミスタードーナツに50人を超える行列ができているのを目にしました。
正直なところ、私はドーナツにそこまでの情熱を感じたことがないので、あの光景にはやや驚かされましたが、甘いもの好きな方にとっては「並んででも食べたい一品」なのだと思います。

かつて一世を風靡し、一度は日本から姿を消した「クリスピー・クリーム・ドーナツ」も、最近再上陸を果たしました。天神の新しいランドマーク「ワンビル」にできた店舗には、またしても長い行列が。懐かしさを感じる人もいれば、初めて味わうという人もいるでしょう。ブランドが持つ力というのは、時間が経ってもこうして再び注目を集めるものなのだと、改めて感じました。

もちろん、私もモノによっては並びます。
ドーナツではそこまでテンションが上がりませんが、うどんやとんかつの名店なら、列に並ぶでしょう。何に価値を感じるかは人それぞれ。実際にやっていることは同じです。

視点を変えると、行列というのはそれだけで強力な宣伝効果を持っています。
広告を打たなくても、そこに人が集まっているという事実が、人の目を引き、自然と関心を集める。今のようにSNSが発達した時代なら、その効果はさらに増幅されます。まさに“行列は動く看板”といったところでしょうか。

とはいえ、一時的なブームだけではお店は続きません。
一度訪れたお客さんに「また行きたい」と思ってもらえるか、「誰かに紹介したい」と感じてもらえるかどうか。やはり、そこが本当の勝負どころだと思います。

ちなみに当日は、行列を横目に隣の某有名コーヒーチェーンでモーニングを楽しみ、帰りに列がかなり短くなっていたのを見て、買いましたけどね。「もっちゅりん」。美味しかったですよ。一番は、みたらしですかね、、、。

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