本物と偽物の境界が消える時代
こんにちは。鬼塚です。
最近、SNSを見ていると「これ、本物?」と思うような動画や写真をよく目にします。
YouTubeやInstagram、スレッズなどで流れてくるコンテンツの中には、実は生成AIによって作られた映像や画像が少なくありません。しかもその精度は驚くほど高く、本物との区別が非常に難しくなってきています。問題は、それが「偽物」であることを知らずに、あるいは軽い気持ちで拡散してしまうことです。もし、その動画や写真が誰かを貶める目的で作られたフェイクだったとしたら…。
悪意のない「いいね」や「シェア」が、知らぬ間に誰かを傷つける行為になってしまう可能性があります。
フェイクニュースの恐ろしさは、情報の“速さ”にあります。
真実が追いつく前に、嘘が世界を駆け巡る。
しかも拡散する側には「自分が何を広めているのか」という責任意識が乏しい場合が多い。
クリック一つで「共犯者」になってしまう。
現代は情報の信頼性よりも「拡散力」が勝る時代になってきています。
だからこそ、何が本当で何が作り物なのかを見極める目を、一人ひとりが持たなければなりません。
そして、国やプラットフォーム側も「生成AIで作られたものである」という表示を義務化する法的な仕組みを早急に整える必要があると思います。
そうしなければ、いつか大きな事件が起きてしまうかもしれません。
あるいは、もうすでに誰かが静かに傷ついているのかもしれません。
テクノロジーの進化は止められません。ただそれは諸刃の剣にもなりうるということです。
それを「どう使うか」「どう守るか」は、私たち人間次第です。
AIが作り出す世界も一定は許容していいと思いますが、人間にしかできない”想い”の部分は大事にしていきたいものです。

※添付写真は全て生成AIによるものです。
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