「利回り10％って・・港区営業マンのぼやき?」
東京麻布支店の石川学です。
この業界に長く居ると、色々な方々との情報交換等のやり取りがあります。
大手仲介業者さんから不動産ブローカーさん（自称も含む）まで様々です。
先日、あるブローカーさんから「どうしても紹介したい物件がある」と
言われたのですが、私自身忙しかった為、やんわり断わりました。
すると「港区の収益物件（1棟）、しかも利回り10％なんだけど」との話でした。
そんな物件、市場に出ていませんし、それだけの条件でしたら弊社で購入しても
良い位です。その日の予定を一部変更して、ブローカーさんに来社して
もらいました。
紹介された物件は確かに港区○○の住所でした。
ただ（やっぱりかと思いましたが・・）利回りの計算が、めちゃくちゃでした。
相手が言う利回りは、想定の表面利回りです。
満室になった場合の賃料（想定）が年間○○○○万円で価格が○億円の為、計算
すると利回りが10％になっていました。
「この賃料は誰が設定したんでしょうか？」「今、どれ位の方が入居されてますか？」
の質問もこちらが納得出来る様な答えはありません。
この手の話の最後には、「自分もある方から情報をもらって、それを紹介しただけ・・」
等の答えです。
「じゃあ、その先方という人を連れて来て下さいよ」と言うと、「後日連絡します」
と言ったきり何の連絡もない始末です。
想定の表面利回りは、これ位ならお客様が入居されるであろうという賃料の合計を
価格で割って×100したものです。
だから、だいぶ調整が可能になります。
通常ですと、賃料設定が少し高いかなという物件がありますが、この物件はやりすぎ
でした。
そんな事が有り、その日は約半日が無駄に過ぎてしまいました。
あーもったいない。
以上、ぼやき?でした。
