すごいぞ中国経済!
去る平成27年11月11日。
日本ではポッキー&プリッツの日、なんて言ってみたりして。
これもまたグリコの商業戦略の勝利、記念日認定までされているものなのですが、そのころ中国では「独身の日」で盛り上がっていたようです。
1兆超えの取引額
中国では、11月11日は「1」が4つ並ぶことから独身の日とされているそう。
中国の電子商取引大手「阿里巴巴集団(アリババ・グループ)」では、この日を「自分へのご褒美にネット通販をする日」と位置づけ、一日限りの大幅値下げを数年前から実施しているそうです。
今年はこの24時間のセールでの取引額が約912億1700万元を突破したんだとか。
日本円でおよそ1兆7000億円超えのこの金額、本当にすごいですね。
アリババ・グループ
もともとは、中国の企業が製品を扱うページを公開し、そこから世界中のバイヤーが取引先を探してマッチングさせるBtoBのオンラインマーケットプレイス、「アリババ国際サイト」からスタートしたそうです。
さらに中国国内向けのBtoB、「アリババ中国サイト」、BtoCの「天猫(Tモール)」などのサービスを開始。
各ショップをとりまとめるネット上でのショッピングモール、日本でいえばyahoo!ショッピングや楽天市場でしょうか?
eBay(イーベイ)やヤフオクのような、CtoCのオークションサイト「淘宝網(タオバオ)」なども運営しているそうです。
ショッピングサイトだけでなく、「アリペイ」という独自のオンライン支払サービスやクラウドコンピューティングなど様々な業務を行っているそうです。
2014年には米ニューヨーク証券取引所に上場しています。
巨大な市場を抱える中国の大手電子取引企業、そしてターゲットは世界とあれば、上記取引額も納得かも知れません。
日本でも代行を利用したり、中国語・英語を駆使して参入できるようです。
世界はずいぶん狭くなったものです。
経済停滞?中国市場
なんにせよ、心配される中国経済ですが、まだまだ大衆の購買力はあることを見せつけられた感じでしょうか。
日本での爆買いが話題になりましたが、中国の方向けのマーケティングは今後も重要になってきそうです。