首都移転が計画されています。
こんにちは。永留です。東南アジアの途上国、『インドネシア』が、首都をジャカルタからボルネオ島のカリマンタン州に移転し、新首都「ヌサンタラ」を建設するという計画を進めていることを皆様ご存じでしょうか？移転の主な理由は、2050年までに首都ジャカルタの95%が海に沈下し、加えてジャカルタの過密化、インフラの限界、地盤沈下や洪水リスクの高まりです。ジャカルタは人口増加による交通渋滞やインフラの圧迫が深刻化しており、地盤沈下による洪水のリスクも増しています。さらに、経済・政治の中心をジャワ島から他地域に分散させ、全国的な経済バランスを改善する狙いもあります。しかし、移転には課題も多く、一番は環境への影響が懸念されています。ボルネオ島は生態系が豊かであり、都市開発が自然破壊を引き起こす可能性があります。さらに、プロジェクトの実現には巨額の費用が必要であり、資金調達が大きな課題となっています。また、全ての政府機関や住民の移動など、気の遠くなるような作業が待ち受けています。不動産目線で言うと、ヌサンタラの不動産価格は大幅に上昇するでしょう。ただのジャングルが商業地に変わるからですね。一方でジャカルタの不動産価格の下落は限定的と言われています。それは、ジャカルタが金融やビジネスの拠点としての地位を維持するとされているからだそうです。そういえば、昔は日本も首都機能を京都から東京（江戸）へ移転してますよね。現代でいえば考えられないですが、当時はそんなに難しい話ではなかったのかもしれません。
さて、夏も終わり秋の香りがしてまいりました。今年も昨年のように一気に冬になるような気候になるのでしょうか。できれば日本の良さである四季を感じたいものです。不動産に関するご相談は是非『永留』までお願い致します。ご連絡お待ちしております。
