こんにちは。永留です。
先日、実家の母より連絡があり、父(88歳)が酷暑のため熱中症になり、倒れたとのことでびっくりしたのですが、幸い命には別状なく1週間ほどの入院で今は自宅に戻り普通の生活に戻りつつあります。私の実家は78歳の母と父の2人でいわゆる『老々介護』の状況です。近くに私が住んでいれば、月に1、2度顔見せに行き、両親と話しをしたりするのですが、私の実家が対馬市のため、、、長男としてだんだん歳を重ねていく両親のことが心配で仕事の傍ら、気になることが多くなりました。
私も他人事として捉えることができないので、介護における2030年問題について私が知り得たことをここでご紹介したいと思います。
介護の2030年問題、経済損失は9兆円
ご承知の通り、日本は超高齢社会に突入し、2030年には全体人口の約4人に1人が65歳以上の高齢者が占めていきます。将来的にも今後ますます高齢化は進み、介護需要が高まっていくことが予想されます。そんな超高齢社会の日本において増えているのが、主に仕事をしながら家族の介護を行う「ビジネスケアラー」という言葉があるそうです。経済産業省の推計ではビジネスケアラーは2030年には318万人にのぼり、介護離職などによる経済損失は9兆円を超えるとの事です。個人的に言えることとして、介護について学び、介護保険制度や介護サービスの仕組み、そして両親が介護状態になった際、どのような負担やリスクが存在するか知っておくこと。また公的な介護保険サービスに加えて、地域で受けられる支援、保険外サービスなど、どのようなものがあるか把握しておくことも有用です。両親や兄弟など親族と話し合いし、認知症や介護状態になった場合、どの場所でどのようなサポートを受けたいのか、親の意向を把握しておく必要もあります。それを実現できる資産があるかの確認も大切です。かなり話しづらいテーマであることは否めないのですが、いずれ全ての人に共通する課題であることは間違いありません。このように「介護」について知り、その上で、どの様な負担があるか把握して、家族の事情を踏まえて、話し合い、事前準備をすることが重要であると改めて感じました。皆様も今後のご参考にしていただければ幸いです。
さて、暑さも峠を過ぎた感じが致します。今月は上半期の締め月ですから、今まで以上に沢山のお客様にご面談をお願いして、お客様にとって満足のいける仕事の結果を増やしていきたいと思っています。不動産に関するご相談は是非『永留』までお願い致します。ご連絡お待ちしております。