赤チン最強説
2020年もあと10日ほどを残すのみとなりました。
クリスマスイルミネーションも、25日が過ぎると一瞬で街はお正月モードになるのでしょう。
あっという間ですが、今年はいろんな意味で記憶に残る一年になりました。
昨年の今頃は忘年会などで予定がいっぱいだった気がしますが、今年はほとんど予定がありません。
ところで、ひとつ寂しいニュースを目にしました。
「赤チン」(マーキュロクロム液)を製造していた最後の1社が今月で製造を終了するのだそうです。
2016年6月に公布された「水銀による環境の汚染の防止に関する法律」で、
マーキュロクロム液が2020年12月31日をもって製造禁止になることが決定したためとのこと。
昔は沢山の企業が製造していた赤チンも、今は「三栄製薬(東京都世田谷区)」で作っているだけだったそうですが、
それでも年間に1万〜3万本製造していたそうです。やはり赤チンに慣れ親しんだ根強い購入層があったのでしょうか。
しかし、とうとう赤チンが完全になくなることに。
「赤いヨードチンキ」の略で「赤チン」ですが、「ヨードチンキ」とは使用用途は同じでも成分は全く違うらしいです。
傷口はもちろん、なんでもとりあえず塗っていた赤チン。
マキロンはしみるので、好んで塗っていた赤チン。
無駄に傷の周りにもたくさん塗って、わんぱく感を出していた赤チン。
父からは、赤チン塗っとけば何でもなおると言われていました。
赤チン最強説。
ちなみに、弊社の新人の久保は赤チンの存在を全く知らないそうで、何ですか?それ??と言っています。
ヨードチンキは辛うじて知っているとのこと。保健室で使われていたからだそうです。
ジェネレーションギャップを感じました。。。
時代の流れとはいえ、親しんだものがなくなってしまうのは寂しいものですね。
余談ですが、山本家では赤チン・マキロンとともに、「コーフル」という謎の黄色い塗り薬が幅をきかせていました。
父が赤チン最強説なら、母はコーフル最強説です。
周りの人に聞いても、なかなか知っている人がいないコーフル。知名度が高くないのでしょうか。薬局でも見かけることがない気がします。
匂いがきつくて、塗った後の指を洗ってもなかなか綺麗に落ちないのが難点ですが、
母が長年愛用しているので、なくならないことを祈るばかりです。