エスカレーター見守り君
こんにちは、山本です。今年もあと1か月半で終わり、早くてびっくりします。
さて、福岡市地下鉄では11月4日からエスカレーターの利用マナーを向上させるため、AIを活用した新しい注意喚起システムが導入されました。
歩行や片側空けなどの動きを検知すると、「歩かずにご利用ください」「二列でお乗りください」といったアナウンスが自動で流れる仕組みです。
現在天神駅と博多駅の計10か所にセンサーが設置されています。
エスカレーターは本来「立ち止まって利用すること」が前提ですが、日本では長年“片側を空ける文化”が根強く、無理に追い抜こうとして転倒したり、急いで歩くことで接触事故が起きたりと、実はリスクが少なくありません。
鉄道各社もポスターなどで注意喚起は行っているものの、AIが行動を“見える化”することで、一歩踏み込んだ“行動変容”を促している点が大きな前進と言えます。
この仕組みで直接的に利用マナーを矯正するだけでなく、正しい利用マナーを実践したくても怖くてできない人にその場で勇気を与えることもできますね。
急ぐ気持ちを少し抑え、立ち止まることでみんなが安心して利用できる環境をつくっていきたいものです。
