ニュースレター11月号より
スマートフォンなどを使用しながら車を走行させる「ながら運転」についての罰則や反則金、違反点数を厳罰化する改正道路交通法の施行令が閣議決定され、12月1日から施行されることになりました。ながら運転による事故の抑止とドライバーの運転マナー向上が目的となっています。
警視庁の資料によると、近年ながら運転による事故件数は大幅に増加し、10年前には1299件だった事故件数は、昨年では2790件と約2倍になっているそうです。ながら運転は、カーナビなどの画面を注視し運転することも含まれます。改正後の違反点数および反則金は約3倍となっており、普通車での「保持」の反則金は6,000円から18,000円に、さらに違反を繰り返すと、5万円以下の罰金から、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金に引き上げられます。
近年はあおり運転の問題も多発していますし、またスマートフォンの普及により、車の運転中だけではなく自転車の運転中や歩行中の使用も目立ちます。歩いていても、逆から歩いてくる方が操作しながら下を向いていると、こちらがよけなければぶつかるのではないかと思うことも多々あります。ルールを守って、防ぐことのできる事故は減っていってほしいものです。