小鳥のさえずりと春
今朝、通勤のために駅まで歩いていると、カササギを見かけました。
カササギは佐賀県の県鳥です。
カチガラスとも言うようですが、私の住む糸島でもよく見かけます。
生息地は佐賀県の狭い範囲、福岡でも生息が確認されているようですが、高校で自転車通学していた際、福岡市西区でもしょっちゅう見かけていたので、そんな珍しい鳥とも知りませんでした。
カラスに似たシルエットですが、美しい黒と瑠璃色と白のコントラストの羽が綺麗です。
尾羽をひょこひょこさせて歩く姿が可愛くて好きです。
鳴き声も可愛らしく、近所の電信柱に巣をつくっていたときは毎日癒されました。
もう春なんだなあと思います。
春と小鳥
「梅に鶯、紅葉に鹿、牡丹に唐獅子、竹に虎」
和歌や絵画で好んで取り上げられるこれらの題材。
春の訪れを告げる梅の花と鶯の調和は、とても風流でいいものです。
長く厳しい冬を越え、繁殖のためにさえずる鳥も多くなる春は、小鳥の声で賑やかですね。
今日は曇り空の少ししんとした空気の中、カササギ、スズメ、カラス、ハトなどの鳴き声が響いていました。
もうじきヒバリやウグイスなどの声も聞こえてくると思います。
今年の福岡の桜の開花予想は3/22らしいです。
いよいよ春の盛りですね。
小鳥の思い出
この時期になると思いだすのが、もう何年も前のある寒い春の日の出来事。
マンションの植え込みの、緑が増え始めたツツジがとてもガサガサしている。
「ねこかなぁ?」と覗き込んだ私の目に飛び込んできたのは…?
メジロでした。
しかも、丸々太ったメジロ。
抹茶色の鮮やかなグリーン、尾羽が見えなかったのでその様はまさに「イモ」のようでした笑
向こうもびっくりしたらしくものすごい勢いでばたばたしながら逃げられましたが、スズメやハトが身近な鳥だった私にとって、あんなカラフルな色をした鳥が身近にいるんだなぁと驚きました。
インコやオカメインコ、文鳥や九官鳥などのペットとしての鳥も好きですが、野鳥もいいなあと思ったきっかけです。
耳を澄まして
糸島ののどかな自然環境の中では、大きなサギやカモ、ツバメ、メジロ、ヒバリ…名前も知らないような鳥たちをたくさんみかけます。
しかし、これは田舎だけのものでもありません。
耳を澄ましてみると、鳥のさえずりはどこでも聞こえてくるはずです。
大濠公園のカモメなんかは怖いですけど、鳥は私たちのずっと身近なところで、一緒に生活しているんですね。
日常生活のノイズにつかれたときは、是非鳥たちの声を探してみてはいかがでしょうか。