経験と信頼関係は宝物
こんにちは。リフォーム事業部の吉田です。
新年を迎え、全国各地で積雪を観測し、いよいよ冬も本格化した今日この頃。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私は昨年末に研修期間を終了し、現在では、同行してもらっていた上司の元を離れ
単独で現場を渡り歩いております。
今回は、そんな独り立ちした私の『今』ついてお話したいと思います。
現在私は、主に自社で管理させて頂いている物件の原状回復工事に従事しており
これまでの研修の学びを通してさらに経験値を上げているところです。
そんな中、とある入居中の床工事を請け負うことになりました。
現場は、部分的に数カ所フローリングが剥がれかかっている現場で、その剥がれたかかった箇所をテープで止めているような状況でした。
判断として、CFシート(床用のシート/木目調)を上貼りするという判断をしました。
工事当日、家具類の移動を行い、いざ工事開始となった際にちょっとしたトラブルが発生しました。
それは、剥がれかかっているだけだと思っていたフローリングのほとんどが、剥がれてしまっている状態だったのです。
入居中だったため、そこには家具が置いてあり、またフローリングの板目の角に、
少しずつテープが貼られていた状態だったので、現調の際に気づけず当日を迎えてしまったのです。
独り立ち初の現場で、且つ想定していなかったトラブルだったので、若干動揺した私だったのですが、
同行していた職人から、剝がれてしまっているところは完全に剥いでしまい、剥いだ箇所をパテ(簡易的なセメント)で埋めてしまう旨の提案をもったので、パテ処理を施す事にしました。
しかしながら、床が思ってた以上に傷んでいた為、「全面を剥いでしまってパテ処理をするか、
剥がれそうな箇所含め部分的に処理するかは、吉田さんを信頼しているから任せる」と
言って頂いたので部分的な施工をすることにしたのですが…
実はこの提案をしてくれた職人、入社して私が初めて自身のチームに誘い、仲間になってくれた職人で、工事を請け負った際には必ず最初に声をかける職人です。
そんな彼には、これまで多くの相談をし、都度的確なアドバイスをしてもらい
たくさんの経験をさせてもらいました。
経験は裏切らないと言いますが、私は恥をしのんで教えを乞うことも経験だと思っています。
そして恥をしのび諦めずに教えを乞うこという経験こそが信頼関係を育み、それがお客様の満足度に繋がると信じています。
結果的にこの物件は、信頼関係により工事が無事に完了し、入居者様にも大変喜んでいただけることとなりました。
今回の出来事はキャリアのある方からすると、ほんの些細な事なのかもしれませんが
私にとっては、大切な一歩となり、仲間とやり遂げた最初の宝物となりました。
これからも経験と仲間という名の宝物を増やすべく、また、この先味わうであろう成功体験に驕ることなく邁進してまいります。