仕事をするということ
皆様こんにちは。リフォーム事業部の吉田です。
入社より3カ月が経ち、秋を感じながら知識と技術を広げる日々を過ごしておりますが、
知れば知るほど奥が深いことを実感しています。
今回は、築年数が数十年経過している物件の襖の『引手』取り付けについて紹介いたします。
引手とは、いわゆる取手の事なのですが、物件が古く、その襖に合う物が廃盤となっていた為、
実寸よりも縦横ともに数ミリ大きな引手を取り付けることとなりました。
今回使用する道具はミノ(大小)・ヤスリ・リペアワックス(床補修用の専用クレヨン)です。
まずは溝の横幅と長さの大枠を広げる作業、次にはめ込む溝の深さを引手の高さに合わせる作業、最後に微調整。
という基本的には溝を掘り込むという作業だったのですが、数ミリ単位の作業だったので、ミノを使い分けながら作業を進めました。
特に大変だったのが、深さを合わせる作業です。
小ミノで少しずつ角を削り、大ミノで溝を掘り込み、ヤスリで微調整を繰り返していく。
気が遠くなるような作業でしたが、ミリ単位で丁寧に削り掘り進めて行きました。
ある程度整ったところで、引手をはめ込み、合わなければ再度ヤスリにて調整し
最後に僅かな隙間にリペアワックスを塗り込み完成。
引手は枠にしっかりと収まり綺麗に仕上がりました。
引手を一つ設置するという作業ではありましたが、お客様には大変喜んでいただき、
後日改めてお礼の電話までいただけました。
上司曰く、『仕事はお客様に喜んでいただく事』との事。
今回の現場は、それがお客様に伝わった素敵な現場となりました。
私も日々鍛錬を怠ることなく、一人でも多くのお客様に喜んでいただけるよう
よりいっそう精進してまいります。