ニュースレター4月号より
福岡市にはまちの魅力を創り出す“景観”を表彰する「福岡市都市景観賞」があります。
中央区春吉にある「ホテル イル・パラッツォ」は、
建築界のノーベル賞といわれる「プリツカー賞」を受賞した
イタリア人建築家アルド・ロッシによるもので、
デザインホテルの先駆けと言われています。
イル・パラッツォは、イタリア語で宮殿という意味で、
外装に用いられたイラン産の赤みのあるトラバーチンといわれる大理石の一種と、
正面の緑色銅板のひさしが特徴です。
平成3年には、アメリカ国外の建築物として史上初となる
アメリカ建築家協会名誉賞を受賞しています。
また、弊社近くの早良区百道浜の「世界の建築家通り」には、
黒川紀章など7人の建築家が設計した建物が、
東区の香椎浜「ネクサスワールド」には、
磯崎新がコーディネートし国内外の建築家6人が設計した建物があります。
個性的な建物がそれぞれのインパクトを放ちながら、
周囲とも調和した美しい街並みになっています。
福岡市内には有名建築家が手掛けた建物が他にもたくさんあります。
福岡のデザイン的な有名建築物を探して街を散策するのも楽しいですね。