フルーツ離れ
若者の「○○離れ」はいろいろ取り沙汰されていますが、最近は「フルーツ離れ」が話題になっていましたね。
20代くらいになると半数以上がフルーツを食べないフルーツレスになっているんだとか。
自分の生活を見直してみましたが、確かに積極的にフルーツは食べていないなあと思いました。
フルーツ離れの原因
なぜ若者はフルーツ離れをしているのか?ほかの記事などを参考に考えてみました。
その原因としては、面倒、手が汚れる、ゴミが出るなどが挙げられていましたが、確かにそれはあると思いました。
特に、一人暮らしになってくるとゴミを出す頻度が減るので、生ごみはあまり出したくないもの。
カットするのに包丁を使ったりお皿を出すと洗いものが増えるので、これもまた手間がかかります。
また、価格が高いのもネックです。
様々な品種改良を重ねられた果物の美味しさは確かなものですが、その研究を重ねる費用が掛かる分だけ、フルーツの価格にも上乗せされて行きます。
さらに無農薬など育成に手間のかかる方法で作られているものもその分価格が上がるので、小腹がすいた時に気軽に食べよう、と思っても手が出ない金額だったりします。
でも、価格が上がる一番の理由は「傷がある・形の悪いフルーツは買ってもらえないから」ということ。
規格外のフルーツは売り物にならないので、その分一つ当たりのコストが上がってしまうんですね。
売り場に整然と並んだ綺麗なフルーツや野菜、やはり買うとなるとより綺麗なものを選んでしまいがちですが、それを維持するためにはやはりコストがかかります。
それと、ほかにも甘味はたくさんあることがあります。
甘いものと言えばフルーツですが、今の時代安くて手軽で美味しいものは世の中にたくさん溢れています。
何かちょっと甘いものを食べたい!となったとき、競合するものが増えればそれだけフルーツを買う人は減るので、上記の2点も合わせるとフルーツはちょっと弱いかなと思います。
これからのフルーツ
これらの理由を鑑みると、これから人々に求められるフルーツというのは
?ゴミが出にくい、手間がかからない
?価格が安い
?お菓子などにはない魅力
が求められることになりそうです。
ゴミが出にくい、手間がかからないものが人気というのは、近年有名になった種無し・皮ごと食べられるブドウ「シャインマスカット」が人気なことからもわかります。
また、手間がかからず金額も安価なバナナが不動の人気なのも納得です。
「お菓子などにはない魅力」についてですが、これはフルーツに多数含まれる栄養分をPRしていけばいいと思います。
ダイエット効果、美肌効果、老化を防ぐなど美容や健康面でのフルーツの有用性は今やみんなの知るところとなりました。
ほかにも、フルーツには「炬燵にミカン」などの季節感の演出、生物の育成についてや食育などの機会など様々な魅力があります。
これからのフルーツと人とのかかわり合いがどう変わっていくのか、注目していきたいと思います。