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湧き上がるやる気

先日誕生日を迎えたのですが、その前に妹から誕生日プレゼントにはらぺこあおむしのタオルセットをもらいました。

たまたま行ったゲームセンターで見つけて、挑戦したけど全然だめだったお品。

私の見ていないところでも随分とお金をかけてくれたようで、とてもお高い買い物になってしまったようです。

あのとれそうで取れない景品のもどかしさ、そしてやっととれても使った金額にげんなりするあの感覚…。

UFOキャッチャーはその昔随分とお金を溶かしたので苦手です。

それでも頑張ってくれた妹の気持ちがうれしくて、お礼にピアスを作りました。

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寒くて手はかじかむし、時間も取れなくて久しく取り組んでいなかった趣味ですが、今回は湧き上がるやる気に満ち溢れ楽しく作ることができました。

プレゼントしてもらった嬉しさと、妹の好みを考えながら喜んでくれるといいな、という思いがやる気を後押ししたように思います。

 

やる気の種類

色々な自己啓発サイトや研修セミナーなどの案内を見ていると、やる気には2種類ほどあるみたいですね。

心理学的にやる気を出しモチベーションを維持し続けるための動機づけに2種類あるということです。

一つは「内発的動機づけ

楽しいからやる、やりたいからやるといったように人の関心や興味、好奇心などによってその活動がしたい!という動機づけのこと。

何かの為ではなく、自分の目標に対する達成感、充足感などによるやる気なので、楽しく、質が高く、継続できることがポイントです。

内発的動機づけは有能感:その活動を通して有能感が味わえるのが楽しい気持ち、自己決定感:自分自身で決定して動かしていることが楽しい気持ちなどによって得られる満足感などをもとに生み出されます。

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もう一つは「外発的動機づけ

こちらは「外」ということからもわかるように、義務だったり報酬・罰だったり強制されたりといった自分の外側の何かのために活動する、といった動機づけです。

内発的動機づけは行動そのものが目的ですが、こちらはその行動に対して達成する何かが目的になります。

やらなければならない、といった気持ちは、時に即効的で爆発的な力を発揮することもありますが、その目的がない(なくなる)と発揮されない一時的なやる気になります。

また、期待する目的が達成されないとやる気はとても下がってしまいます。

下がってしまったやる気を、また外発的動機づけだけで持ち直すのはとても大変なことです。

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どちらの動機づけも両立しうるものであり、例えば私の例も「やっていていい感じにビーズがかみ合ってうまく作れて楽しい!」というのは内発的動機づけであるし、「妹に喜んでほしい、あわよくばすごいって褒められたい!」というのは外発的動機づけになります。

しかし、やはり「喜ぶものを作らなければいけないぞ、高級で美しい作品に仕上げなければならないぞ」という義務感だけならやる気は継続しなかったでしょう。

モチベーションを維持し続けるためには、やはりやっていて楽しい!こんなもの作れる自分ってすごい!なんていう気持ちが大切です。

 

やる気の継続

やる気の継続のためには「内発的動機づけ」が有効なように感じますが、だからといって自分の楽しいことだけやっていればいいかというとそうでもありません。

世の中には「やらなければならない」ことにあふれていてなかなかうまくいかないことも多い。

そんなことに取り組むときに、「内発的動機づけ」を自分の力だけで見出して取り組み続けることは難しいです。

やはり続けていくためには「外発的動機づけ」をもって期待する報酬が得られる必要があるし、それをさらに続けるためには、物的な報酬や義務感だけでなく、評価されたり、認められたりといった行動による成功体験と達成感、そうして「内発的動機づけ」を刺激していくことも大切だと思います。

今回のピアスづくりを通して自分の中に感じた湧き上がるやる気、このためなら頑張れるという気持ちは大切にしたいと思いました。

 

 

 

 

 

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