節水都市ふくおか
6月に入り、だんだんと「夏ってこんな感じだったなあ」というムシムシした気温の高い日も増えてきました。
沖縄は早くも5月中旬には梅雨入りしたそうですが、例年で行くとそろそろ九州も梅雨入りの季節ですね。
梅雨はおおよそ5月下旬-7月上旬くらいまでの雨季の一種です。
どんよりとした黒く暗い雲、体にまとわりつくような重たい空気、蒸し暑い不快感。
嫌だなあと思いますが、夏の期間の水を貯える大事な時期でもあります。
福岡市なんかは地理的に大きな河川が少ないので、昔はよく水不足になっていたようです。
昭和53年、平成6年には大渇水が起こり、給水制限も長く続いていたそうです。
人口も増えている今、福岡市の水問題というのは深刻な問題ですね。
上記の大渇水の経験から、福岡は「節水都市ふくおか」として節水に取り組んでいます。
ちなみに、
6月1日 節水の日(福岡市が独自に定めた日)
6月1日から6月7日 水道週間(国が定めた日)
となってます。
学校や公共施設の蛇口近くに上記のような節水シンボルマークが貼ってあることがありますが、これは昭和54年に公募により決定したマークで、「山などに降った雨は川に流れ、毎日の暮らしに使われます。そして水は海に流れ、雲となり、また雨にもどります。このマークは、こうした水の流れを示したもので、水を無駄なく使おう」という意味が込められているそうです。
普段何気なく目にしていましたが、そうした意味が込められていたんですね。
金魚を飼育しているので水は身近な存在ですが、循環する水という意識をもって大切にしないといけないなと改めて思いました。
全国でもあちこちでダム貯水量の少なさが取り沙汰されることがありますが、蛇口をひねれば水が出る、この状況が当たり前すぎて、今一度水の大切さをもう一度考える必要があると感じました。
梅雨の雨の時期に、これからの季節はプールにシャワー、海水浴、川遊びに、熱中症対策の水分補給・・・
何かと水と関わっていく季節だけに、「節水」の意識は常に持っていたいですね。
水を大切に使おうという私たち一人一人の心がけと行動は「市民ダム」として位置づけられ、水源を守る大きな柱の一つとなります。
カビも心配、長雨は気分も落ち込みますが、梅雨の雨の恵みはとても重要なんですね。
素敵な柄のお気に入りの傘でも買って、雨の日も楽しく過ごせるよう工夫してみたいと思います。