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IT重説

IT重説

我々不動産業界も、リモートによる案内やオンラインミーティングなどの波が押し寄せてきました。特に今年に入って新型コロナウイルスの流行以降は急速にその傾向が強まりました。日常生活におけるIoT(物のインターネット)もしかり、私は機械音痴だから…ITリテラシー低いから…。とはとても言ってられない世の中になりました。ビジネスの世界においてはなおさらで、リモート化が進む事により業務の圧倒的な効率化が図られ、より高い生産性を生み出せる環境が整ってきました。そんな中、『衣・食・住』の一角を担う不動産業界においては、従来不動産売買における重要事項説明を、必ずリアルな対面で行わなければならない、という法律があり、お客様が県外にお住まいの場合などは、弊社までお越し頂くか、我々が出張をし、重要事項説明を行っていました。お客様とのスケジュール調整、県外の行き来等、多大な時間と労力また経費も費やしていました。 そんな中、この度国土交通省より、契約時の重要事項説明を従来の対面ではなく、WEBで行うという社会実験を行う事となり、その登録事業者に弊社が選ばれました。『IT重説』がスタンダードになると、業務の効率化が図られるだけではなく、県外のお客様との契約も積極的に行える為、生産性は上がり、不動産市場の活性化に大きく繋がります。

IT重説にてご契約しました

今回の案件はというと、東京の弁護士さんからの紹介で、千葉県船橋市にあるオーナーチェンジの物件で、売主様は北海道在住、買主様は東京在住、仲介会社の弊社は福岡という、IT重説にはもってこいの状況でした。オーナーチェンジ物件という事もあり、室内の内覧もする必要がなかった為、出張も無く実現できました。物件の調査もインターネットで行い、分からない事は直接役所に電話をする事により解決できました。初めてという事もあり、全てが分からない事だらけ。事前に売主様・買主様双方からIT重説での承諾書を頂いたり、説明中は義務付けられているパソコン画面の録画を別で行ったり、決済完了後は、買主様に国土交通省からIT重説におけるアンケートが届く手続きだったりと、途中何度も、国土交通省の担当の方に電話で質問をして、一つ一つ解決していきました。とても大変な作業でしたが、 これからの不動産業界に大きな希望が持てる第一歩となりました。地域の枠を超えて不動産取引をもっと増やせたら、と思うとわくわくします。

目指せ!不動産業界のリーディングカンパニー!!

 


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