まず、戸建てといっても新築戸建てと中古戸建てと大きく分けて2通りの選択肢があり、

「新築戸建て」には、建売住宅・注文住宅・その中間的にあたる建築条件付宅地等があり、

「中古戸建て」には、実際に所有者様等が使われていた住宅と、最近は室内等がリフォームされている住宅があります。

今回は、新築戸建ての建売住宅（販売会社等が間取りや住宅設備を決めて販売する住宅）と

中古戸建て（リフォームをしていない）のケースでポイントとなる部分をご説明したいと思います。

新築住宅のメリットとデメリット

メリット・・・

住宅設備が比較的に最新のものが多い。

税金の優遇や銀行審査が通りやすい。

立地環境等がわりと整っている

デメリット・・・

競争率が高いエリア等であれば完成する前に売れてしまう。

一般的に建売住宅は万人受けするように作られているため、人によって使い勝手が悪かったりする。

（例えば、キッチンの高さは大手住宅設備メーカー等では身長÷2+5ｃｍが使いやすいといわれていますが、建売住宅の場合は日本人女性の平均身長を基に作られていたりするため、人によっては腰痛等の原因にもなる。

他にも、コンセントの位置や、床や外壁の色合い等が好みに合わないことがあります。）

新築住宅をこれからご検討される方は、上記以外にもメリット、デメリットたくさんありますので、しっかり確認されることをお勧めいたします。

それと、目につきづらい断熱材や基礎部分、柱や土台の木材等も確認しておきましょう。

安心で快適な住まいはここから始まります。目につくところは豪華でも、見えない範囲は意外と普通かも知れません。

中古戸建てのメリットとデメリット

メリット・・・

希望エリア内で新築より購入価格がおさえられる。

リフォーム費用は必要だが、自分好みにできる。

新築戸建てには無い広さの住宅が予算内で探せる。

デメリット・・・

場所や建物によっては住宅ローンの審査が厳しくなる。

（例えば、田舎の山奥にある、法令違反の住宅の場合等）

築年数等によっては税金面での優遇が受けられない。

場合によってはリフォーム費用が高額となり予算オーバーする。

（例えば、売主様がお住まい中の中古戸建てを見学した際には、水回りのリフォームだけを想定し購入を決めたが、売主様の引越し後に再度見学をしてみたら、家具や家電の撤去あとに床や壁紙の変色等、最初の内覧時には気づかなかった箇所が出てきたりする。

その場合は追加予算が必要となるが、場合によっては予算が工面できず、そのままでの新居生活となるケースもあります。）

中古住宅をご検討される方は、住宅部分だけではなくリフォーム内容や予算も合わせて確認されることをお勧めします。

補足

リフォームとは、古くなった設備等をただ新しくする。

リノベーションは間取り変更等を行い機能的な住宅に作り変えることをいいます。

最後になりますが、新築戸建てと中古戸建てどちらも一長一短ありますが、戸建て住宅をご検討される方はどちらか一方では無く、二つの選択肢の中からご自身に合った戸建て選びで、今以上の快適な暮らしに繋がります。参考にしていただけたら幸いです。