迸る熱
まさか、『北の国から』の黒板五郎役の候補に高倉健さんが入っていたとは。先月、脚本家である倉本聰さんの『私の履歴書』は凄く読み応えがありました。
子どもの頃から青年期にかけ、他のテレビドラマとは一線を画し、見入ってしまった、今でも記憶に残っている『北の国から』。何故にあんなにおもしろかったのか。そこには、初めて知る倉本聰さんの実体験や熱い想いが詰まっていました。
何でも同じようなことが言えると思いますが、人が熱を込めて創ったオリジナルなもの(脚本や写真や小説など)には、人々の芯に響く特別なものがあるように感じます。今回の倉本さんの履歴書からは、多くの事を教えてもらいました。私にはまだまだ迸るような熱が足りない気がしています。