誰と見た花火
福岡に引っ越してきてから初めての百道浜花火ということで、当日まで、迷っていました。愛宕浜神社にしようか、それとも・・・。結局、ゆっくり見たいという家族の意向で自宅のバルコニーから、その瞬間を待ちました。
遠くからでも色鮮やかに夜空に咲いた大輪の花火は、凄く見応えがあり、1時間を超える花火ショーはとても短く感じましたが、子供たちには長く感じたようで、すぐに時間を持て余していました。
震災の翌年、九州に戻り、3人でのマンション暮らしが始まり、初めての仲介の仕事に就き、それから家族が一人加わり、一戸建てに移り、そんな福岡での生活を花火と共にしみじみと回想しながら、と言いたいところですが、実際は、花火よりも騒ぎ遊び回る子供たちに多くの時間を取られました。しかし、それで良いのだと思います。将来、2017年を振り返った時、どこで、どんな花火を見たのかということよりも、誰と見た花火だったのか、という事の方が私にとっては大切だからです。