読書
こんにちは。吉田です。
先日、久々に本を購入して速読しました。
著者は、三國清三シェフの『三流シェフ』。
フジテレビのミスターサンデーで特集されていたのを見て、三國さんの生き様、仕事へ取り組む姿勢など、とても感動したのがきっかけです。北海道の貧しい漁師の家庭で育ち、高校進学を諦め米屋の住み込み生活を始めます。今まで魚しか食べた事が無い三國さんは、住み込み先の店主が作ってくれた生まれて初めて食べるハンバーグに衝撃を受けます。当時日本で一番美味しいハンバーグが帝国ホテルだという事を知ると、自ら帝国ホテルで働かせてくれ！と直談判しに行きます。中卒では働く事が出来なかった帝国ホテルにて、執念で鍋洗いの職を勝ち取り、そこから持前の行動力と努力で一歩一歩、人生の扉を開いていきます。幼少期の壮絶な生活から、世界が称賛する一流シェフに上り詰めるまでのストーリー。そこには、圧倒的な『行動力』『忍耐力』『負けん気』などなど。三國さんの『強さ』を随所に感じとれます。一見、熱苦しくも感じますが、その煮えたきる熱さに、私はとても共感しました。そして昨年…。超人気店を敢えて閉店し、長年築き上げてこられたものを一旦リセットし、70歳を前に更なるチャレンジをされると言うではありませんか！YouTube も登録者数40.5万人と大人気です。
目まぐるしく変化していく世の中において、努力とか、情熱とか、気合いとか、根性とか。何となく現代社会において敬遠されていってる傾向を個人的には感じますが、そういう時代だからこそ、これからも変わらず大切にしていきたい。そう思える、とても気付きの多い本でした。皆さんも、是非読まれてみて下さい。
