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木曜日の朝〜11月12日〜

先日木曜日の朝のこと。弊社の始業は、朝礼と共に始まります。訳あって私は、朝礼時に新聞等から得た情報のスピーチをしています。その日のニュースは「ジャパネットホールディングスが東京の拠点機能の一部を、福岡へ移転させる」という内容のものでした。もちろん朝刊で大々的に記載があった記事なので、内容について話題が膨らむことは無かったのですが、そのジャパネットホールディングスの移転先「天神ビジネスセンター(BC)」には、かつて「何処のビルがあったっけ?」という話題になりました。もちろん弊社は不動産会社ですので、社長がサラッ!と答えて下さいましたが、私は全く話についていけなかった為、PCでこっそりと調べました。すると、かつては「西日本ビル、福岡三和ビル(天神セントラルプレイス)、福岡日興ビル、因幡ビル、福神ビル」と、様々な年代に多様な用途の建築物が建築されていたことがわかりました。

私は故郷が鹿児島な事もあり、正直上記のビルにどんなテナントが入っていて、どんな佇まいで、どんなデザインだったのかは知りません。しかし、福岡に住んでいて、尚且つ不動産業に従事している自分自身が今回の「天神ビックバンプロジェクト」に関し、無知過ぎた事を恥ずかしく思いました。

そもそも今回のプロジェクトには、アジアの拠点都市としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出するといった狙いがあるようです。なかでも「カギ」を握ったのが、『ビルの高さ規制の緩和』です。2024年までの限定で、高さ制限を最大約115メートルまで緩和し、高い容積率のビルを30棟建てる。などの目標が設定されています。これらを含めた、プロジェクトの促進を図るための具体的な指針として、『天神BBB(天神ビックバンボーナス)』といったインセンティブ制度も導入されているようです。※こちらにつきましては、事細かな詳細があるのでURLを掲示しておきます。(福岡市HPより引用) http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/56223/1/tenjinbb2.pdf  

さらにさらに高島市長は、このコロナ渦だからこそ「ピンチをチャンスに!」と『福岡が世界に誇れる感染症対策シティになる』との考えを示されています。プロジェクトの期限を、当初の2024年末竣工から2年間延長すると発表し、新型コロナウイルス等感染症対策機能が整備されたビル等の導入を促す狙いがあると考えられているそうです。

ここまで、新聞や福岡市のホームページで仕入れた情報を書かせていただきました。私は、今回のプロジェクトについて率直に上手く進んで欲しいなと思っています。本プロジェクトが福岡にとって、九州にとって、具体的にどのくらいの経済効果があって、どのような波が到来するのか検討がつきませんが、凄く期待しています。大小問わず、新たなことに挑戦することは簡単なことではありません。できない理由を見つけて現状に縋っている方がもっと危険だと私は考えます。TVよりYouTube、出張会議よりインターネットでのリモート会議、身近にも目に見える変化が多々あります。私自身そんなに大きな事への挑戦はできませんが、仕事を通して、新たな取り組みができる思考と継続力を身につけられるようにしたいです。


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