年の瀬

クリスマスも終わり、すっかり年末となりました。

年の暮れは、次の年へ向けてあわただしくもあり、けれども、どこか寂しさを感じていまいます。

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お歳暮のやりとりも大体片付き、今年もたくさんの人とのつながりがあったことを実感します。

世間では歳末セール、今年最後の大バーゲンとの謳い文句が飛び交い、クリスマスの影はどこへやら、という感じです。

 

いろいろ文章を並べ立ててみましたが、同じ「年の終わり」を表す言葉でも色々な表現がありますよね。

今回はそんな中でも「年の瀬」のはなしです。

 

「瀬」とはなんぞや?

三省堂『大辞林第三版』によると、
 
①川の水が浅く人が歩いて渡れる所。あさせ。 ↔ 淵(ふち) 「 -を渡る」
②川の流れの速い所。はやせ。 「 -にのまれる」
③海流の流れ。潮流。 「潮-」
④置かれている立場。 「立つ-がない」
⑤機会。機縁。場合。 「逢う-を楽しむ」 「浮かぶ-がない」
⑥そのところ。その点。 「憂きにも嬉しき-はまじり侍りけり/源氏 柏木」

とのこと。

簡単に言ってしまえば、「川の流れの速くて浅いところ」といった感じです。

川

流れが急でも浅くて立てるので、「立つ瀬がない」なんて使い方にもなるようです。

1年の中でも慌ただしい時期、ということでしょうか。

 

瀬と淵と

鴨長明の『方丈記』の冒頭にもあるように、時の流れは水の流れにもたとえられます。

年末のこのあわただしい感じ、まさに川の急な流れにぴったり!

また、瀬の対義語として「淵」があります。

深くて流れの緩やかなところ、といった意味ですが、川は大まかにいうところの「淵」と「瀬」が交互に繰り返しながら進んでいきます。

深く緩やかな次の年へ向かう為の前の段階とも言えそうです。

 

年の瀬を越して

そのような意味合いから、「年の瀬」は川の縁から「越す」ものです。

今年もいろいろありましたが、どうぞ皆様、よいお年をお迎えください。

 

最後に「古今和歌集より一首ご紹介して締めたいと思います。

 

世の中は 何か常なる 飛鳥川 昨日の淵ぞ 今日は瀬になる  (古今和歌集・933・詠み人知らず)

 

移り変わりの激しい世の中ですが、自分をしっかり見つめて頑張りたいと思います。

来年も、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

夕焼け

 

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