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アメリカの不動産業 港区不動産営業マンの日記

みなさんこんにちは。

東京麻布支店、港区大好き木村です。

 

少し前の話になりますが、東京都宅地建物取引業協会が実施したセミナーに参加してきました。

テーマは2つ。

 

1、「米国の不動産市場と不動産取引方法について」

 

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2、「アベノミクスと今後の日本経済の行方」

 

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どちらもすごく興味深い内容でした。

日本はどんどん人口が減ってきているなか、今後の日本経済を支えるのは外国人とも言われております。

銀座や六本木を歩いていると外国語が聞こえてこない事の方が少ないです…

海外から日本へ観光に来る外国人も増えておりますが、日本に移住する方もどんどん増えてます。

 

そんな日本は海外の方へ「おもてなし」がちゃんと出来る体制になっているのでしょうか?

まず外国人が日本に移住するとなると、もちろん一番にすることは住まい探しになります。

日本語も話せない外国人が日本の不動産を借りるのはかなりハードルが高い気がしますし、

日本の不動産は少し特殊です…

 

海外の方からすると礼金って意味が分かりませんよね。

それをちゃんと説明出来る不動産の営業マンが整っているのか…?

このように海外の不動産と日本の不動産では仕組みが異なります。

 

アメリカではMLS(Multiple Listing Service)日本で例えるとレインズです。

レインズは一般の方は見ることが出来ず、不動産業者しか見れません。

ですがアメリカのMLSは一般の方も業者も同じ情報を見ることが出来ます。

 

アメリカではその本体であるMLSから更にRealtor.comなどの不動産サイトに情報を発信しております。

日本で例えるとスーモやホームズ。日本の一般の方はここからでしか情報が見れませんよね?

しかもスーモやホームズなど良い物件があっても問い合わせてみたら「先日申込みが入りました…」何て事もよくある話です。

数件内見するときには「鍵をどこどこにとってから物件に…」何て事も…

とても無駄が多いのが日本の不動産!

 

一方アメリカではそんな事はないそうです。

MLSに登録してる物件はすべて毎日クリーニングされており、

どこかの業者が物件の契約等をした場合、24時間以内にその物件の最新の状況を登録しないといけないようになっているそうです。

もしそれを怠った時はその業者に対して罰則があります。

 

それに対して日本は、例えばAの売主からBの業者が物件を「売ってくれ」と頼まれた場合、

Bの業者は媒介の方法によって日数は異なりますが、5日?7日以内にレインズなどの指定流通機関に登録をしないといけません。

また物件を契約したらその物件は無くなっているわけですからすぐに情報を契約済みにするのが基本ですが、

法律では何も定められておりません。

 

物件を預かってそれを売りや貸しに出すのに5日?7日も猶予を与える意味が分かりませんし、

無くなったら無くなったと言わないといけない法律が無い事も疑問に思います。

他にもアメリカの不動産業界は優れているな?っと感心したことがいくつもありました。

 

日本は見習うべきです!

ガラッと変えることは難しいでしょうが、TPPによりそれも少しずつ変わっていくことを期待します。

 

まだまだ日本の不動産業界は外国人に対して「おもてなし」が出来る状態とは言えません。

待っていても国はすぐに動いてくれませんので自らが行動し、外国人のお役にたてる準備をそれぞれがすることが、

大事なのではないでしょうか?

 

アベノミクスのお話は私などが話せる内容じゃないのでもし興味がある方はどこかで、

竹中平蔵氏(経済学者)のお話を聞かれてはいかがでしょうか?

かなりわかりやすくお話してくれます。

 

私は竹中氏のセミナーを受けるのは2回目ですが安陪総理がどんだけ凄い事をしているのかを知り、

それ以来安陪総理のファンになりました。w

 

以上

 

 

Don’t you know ? 木村、FBでも語ります。

港区大好き木村、Facebookでは日米両対応で熱く語ってます。FBにしかないスピード勝負な物件、間取り、豊富にあります。港区で高級賃貸物件探してるなら、いいね!してくれるかな?いいとも。


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