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不動産テック

不動産テック』という言葉をご存じですか?
 
 

私は不動産業に従事するまで知りませんでした。
最近、新聞や雑誌で見かけることが増えてきた「フィンテック(FinTech)」という言葉はファイナンス(Finance)とテクノロジー(Technology)を合わせた造語で、金融ITです。それの不動産バージョンですね。Real Estate Techで不動産テックです。
 
 
不動産会社に従事する一社員としてではなく、個人的に不動産業界の動きには凄く興味があるので、情報収集できるような環境を整えています。
そこで最近よく話題に上がるのが『不動産テック』についてです。
米国ではそれなりに浸透している不動産テックですが、日本ではあまり浸透していません。
それは何故か。調べれば沢山出てきますし、熟知できている訳ではないのであまり深く掘り下げては書けませんが、市場・業者(取引形態)・消費者全ての環境が日米で大きく違うからです。
 
 
ここ1か月くらいで私の周りで物議を醸したのが「SmartEstate」というネット上で不動産の賃貸借が行えるというサイトについてです。Airbnbの賃貸版のようなイメージのサイトです。
リリースは5月。リリースしたのはなんと若干19歳の大学生というから驚きです。応援していますが、不動産業に従事する方々から見ると現状では色々と問題がありますので、その問題点をどのようにクリアしていくかが課題だと思います。動向が凄く気になるので注目していきます。
 
 
現状の不動産業界が理想的な状態ではないというのは業界全体の共通の認識であると思っています。
では何故変わらないのか。不動産業に従事する方々は業務の完全IT化がとても困難なものだと理解しているので、既にあるものをより見栄えの良いものにしていきます。
そして話題に上がる不動産テックの多くは、不動産業界を長年経験した人たちではなく、「不動産業界を根本から変える!」という理念の下で立ち上げらたIT寄りの方が多い印象を受けます。
 
 
扱う金額がとても大きな不動産取引、これを「仲介する」という職業はそれが「必要」だから生まれたのであって、その業務(費用)を「不要なもの・悪しき習慣」だということが入り口だとビジネスとしては成立しないと思います。
既存の業界が担っている役割をしっかり理解し、業界全体をより良いものに変える…そんな人がこの先出てきて改革を起こすのかと思うと、凄くワクワクします。
 
 
私は今の業界しか知りませんが、少し前まではFAXやガラケー、情報誌がメインだった訳ですからね!
今はインターネットがメイン、それもスマートフォンの占める割合がとても大きく、20年前は誰も想像していなかったと思います。
 
 
多くの可能性を秘めた不動産業界がこれから先どのような変貌を遂げていくのか…
常にアンテナを張っていないとすぐに置いて行かれそうな気がします。その変化を一番身近な場所で見ることができる。10年後20年後が楽しみな仕事ってそうそう無いと思います!!
 
 
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